郵船商事株式会社

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予測できない市場の海で、
世界の船を動かし続ける。

K.W.
エネルギー事業
舶用燃料・潤滑油グループ
燃料チーム
入社4年目
※インタビュー時点
(2022年2月)の情報です

石油会社から船舶向けの油を買って船会社に販売する、それが燃料チームの仕事です。一見分かりやすそうですが、その中身は想像以上に複雑。石油は常に値段が変わるものなので、単純な売り買いだけではなく、世界経済も考慮しながら需要と供給のバランスを取らなければなりません。じゃないと、簡単に石油価格が乱高下してしまうんです。だからこそ、石油の状況はもちろん、世界の動向にも敏感でなければいけません。今どこで何が起きているのか、その影響はどこに出るのかを常に意識して情報をキャッチしていくことが重要です。そして、もう一つ大切なのは、その情報をお客様やチームに共有していくこと。天気ひとつとっても大事な要素です。タンカー会社を手配して行う補油のタイミングで「天気が悪いので行けません」とは言えません。誰よりもはやく情報を掴み、共有することで、最悪の事態にも備えることができるんです。燃料チームのメンバーは東京所属の他にも、ロンドンに2名、シンガポールに1名、日本郵船に出向している者も2名います。日本だけを回る内航船だけでなく、日本から海外へ出ていく外航船も相手にするので、世界中をカバーできる体制が必要ですし、海外にも拠点があるからこそ、多角的な情報を取り扱うことができるんです。個人的な目標は、誰かが何かに困ったときに「とりあえず郵船商事の若月に連絡してみよう」って1番最初に思いつくような人になることです。そうやって、お客様はもちろん、社内・社外問わず、みんなの助けになる存在になりたい。これから先、時代が変わっても、船が無くなることはありません。けれど、船の動力源となる燃料の種類は変わるかもしれない。脱炭素と叫ばれて久しいですが、アンモニアなのか水素なのか。それに対して私たちもどうシフトしていくのか。そのときこそ、NYKグループの力が試されるときなのかなと思います。自分も最新の情報や動向を敏感にキャッチしながら、滞りない船の運航とチームの力になれるように手助けをしたいなと思っています。

郵船商事×チーム力とは

この仕事では、「情報」が重要になる場面が多いです。例えば、傭船料※など様々な情報を考慮したうえで、日本で補油すべきなのか、海外で補油したほうがいいのかを検討して顧客へ提案をしなければなりません。そこで発揮されるのが郵船商事のチーム力。チーム戦で情報を素早く共有し、お客様も私たちもwin-winになれる解決策を導くことができるのは郵船商事の強みだと思います。

※傭船料…船舶の貸し借りで発生する料金

海を超え、商材の
新たな航路を切り拓け。

Y.M.
メカトロニクス事業
海外舶用事業グループ
海外舶用営業チーム
入社8年目
※インタビュー時点
(2022年2月)の情報です

船を造ると一口に言っても、そこには様々な機材や備品が必要になります。計装品と呼ばれる、船舶の安全運航に欠かすことのできない計測機器や制御機器はもちろん、巨大な甲板機械から乗組員が使うための家電製品まであらゆる商材を扱い、ニーズにあわせて輸出するのが私たち海外舶用営業チームの仕事です。その中でも私は、中国の造船関連の業界をターゲットに営業活動をしています。年間で何百隻もの船を建造している中国。その数ある舶用機器メーカーに日本製の高品質な機器を提案したり、お客様の「日本製の製品でこういったものがないか」というオーダーに応えたりすることで、世界の船造りの一端を担っています。元々は大学時代、微生物の研究をしていました。しかし、就職について考える中で、今までやってきたことを飛び越えて、世界のダイナミックな動きを感じられる仕事をしてみたいという気持ちが湧いてきたんです。中でも注目したのは、物流業界や商社。そこに郵船商事があり、日本郵船グループの持つ歴史と、郵船商事の人間力が魅力的でした。はじめは「船に携わる仕事」といった漠然としたイメージしかありませんでしたが、実際に仕事をしていく中で気づいたこともありました。日本の企業には優れた商品を持っていても自分たちだけで販路を十分に拡大できない企業が少なくありません。私たちなら、そんな各事情を抱えたお客様のお役に立つことができます。この製品が伸びるんじゃないか、こういう可能性があるんじゃないかとマーケットを調査して、現地の情報からニーズを見出していく。海外市場へ日本製品の良さを届け、販売していくことで、日本企業の持つ高い技術力を守り伝えることができ、さらなるものづくりを応援することにもつながる。それは、世界各地に販路を持ち、どんな市場の変化にも対応していく私たちだからこそできる挑戦だと思うのです。

郵船商事×挑戦とは

郵船商事で働く日々は、挑戦の連続です。海外のお客様とは言語はもちろん文化も違うので、コミュニケーションも一苦労ですが、そのぶん達成感は大きいです。今後は普段やりとりしているお客様だけでなく、まだ見ぬニーズを持った新しいお客様を見つけて日本のものづくりに貢献していきたいです。

みんなの力をあわせて、
この商流の安全を守れ。

M.O.
管理部門
企画グループ
コンプライアンス・法務チーム
入社9年目
※インタビュー時点
(2022年9月)の情報です

郵船商事の仕事では、様々な人と関わります。初期配属の部署では、お客様となる造船所の設計部門の方や、機材の購入を担当する調達部門の方。その他にも、船舶に必要な計測機器や制御機器を取り扱うメーカーの方など。その間を取り持ち、新造船のプロジェクトを円滑に進めることが私たち郵船商事の役割の一つです。そのためには、メールや図面を追うだけでなく、実際に現場に赴き、メーカーから納入された機器がちゃんと作動するように調整したり、確認することも重要です。しかし、それ以外にも必ずやらなければならない大切なことがあります。それは、取引を安全に行うための契約書を交わしたりする法務の仕事。お取引先との間に不利な契約が交わされていないか、万が一トラブルがあった際に営業担当や会社を守ることができるかなど、郵船商事がつなぐ商流の安全を守るために必要不可欠なものです。それを担うのが、現在私の所属しているコンプライアンス・法務チーム。契約書の作成や見積書のチェックはもちろん、この企業とどれくらいの金額を取引しても大丈夫かどうかを判断する与信管理や、業務の適正を管理するための社内体制を整えることも私たちの役割です。これもまた、営業担当と会社や、営業担当とお取引先の間を取り持ち、安全をつくる仕事。これまでの経験で培ってきた「調整力」を武器に、自然と支え、いざという時には頼られる存在でありたいです。実はまだ、このチームに配属されてから日は浅いのですが、営業として実際にお客様の前に立ってきた経験がある私だからこそ、できることがあると思っています。営業担当の苦労や気持ちが分かるからこそ、まずは「ありがとうございます」という気持ちを持って接する。そして、その営業担当の安全を守るために法務があるということを伝える。立場は変わっても、商流をつなぐ人たちの間を取り持ち、みんなの動きがスムーズになるように調整する。今は学びながら自分のできることを増やす段階ですが、会社の顔として活躍している営業担当の気持ちを考えながら、本当に必要なことを依頼して動かすことで安全をつくる、そんな人になりたいです。

郵船商事×成長とは

専門分野を持つお客様たちと一緒に進めていく仕事だから、関わる人の分だけ知識が増えていくのも成長を実感できることの一つです。特に営業担当は少数精鋭で、裁量権が大きいのも特徴。また私のように、新しい領域にも希望してチャレンジできる会社です。

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